今週の工場

今週の工場 Profile.002

第2回目インタビュー「蒸し場」に携わる職人

今週の工場 Profile.2

京友禅最終工程の蒸し・水洗を行っている弊社では
たくさんの職人がそれぞれの工程に携わり、職人と職人の連携によって一つの反物が出来上がります。

蒸しの工程では、染められた染料を白生地の中の糸の一番奥にまで染着させ、色の発色を最大に高めるのが蒸しの目的です。

ただ蒸気で蒸して発色させるだけでは無く、淡色はより綺麗に、濃色はより深みのある色にする等、蒸しの手法により発色は異なります。
1反ずつ最高の発色になる様に日々努力しています。

第2回目インタビューは、蒸し場を支えているリーダー3年目の飯室さんに伺いました。

Q1.仕事内容を教えてください。

私の持ち場では、主に濃い地色の商品を紐を張った枠に掛けたり、ピンの付いた枠に交互に掛けたり(ピン掛け)、枠を回転させ螺旋状に掛けたり(スパイダー、丸ピン)、商品の用途に合わせた掛け方をして、蒸しをしています。

Q2.仕事で心がけている事は?

歴がまだまだ若いという事もあり、覚える事はたくさんありますが、
先輩方と働いていくなかで、技術を磨き、常に探求心を持って1人前の職人になれるよう心がけています。

Q3.これまでに、印象に残った出来事は?

入社して印象に残った事は、業界未経験で入社しましたが、蒸し場ということだけあって暑いというのが第一印象でした。
そんな中、ご指導していただくなかで、一つの商品を任され上手く蒸しかけできた時の達成感は今でも忘れずにいます。


京友禅最終工程である、蒸し・水洗の工程を行っている工場で唯一のしごき染を行っています。
様々な工程を経て染め上がった反物を、蒸し・水洗の工程を行う事で、染料が美しく発色し、定着します。

しごき染は主に型染の京小紋の地色を染める染色技術です。
京小紋は、京都のきもの文化ととても深い関係のある、正絹の普段着の着物です。

京都のきもの文化には、平安以前、渡来人によって伝わった蚕の生産にはじまり、神社仏閣の織物である金襴、宮中の高級官僚の衣服、そして時代の移り変わりによって、変化してきた衣食住の中に、絹の文化が根強く反映されています。

京友禅最終工程である蒸し工場で一軒だけの技術「しごき染」を継承するブランド
「京小紋 SHIGOKI Online shop」