CONCEPT

deconstruction

「京小紋 SHIGOKI」は日本の伝統的な染法
「しごき染」にて制作されたバッグや小物を発信するアパレルブランドです。

「deconstruction/デコンストラクション」とは
既存の体系や枠組みを解体し構築し直すという意味があります。

「しごき染」を継承していくため、
新たな魅力を与えたファッションアイテムをご提案します。

伝統工芸士/京の名工 澁谷 實

平成7年 2月
伝統工芸士資格(京友禅/仕上部門/503676号)取得
平成16年 10月
近畿経済産業局長より、伝統産業振興局長表彰受賞
平成19年 4月
京都友禅蒸水洗工業協同組合の理事長就任(3期6年)
平成20年 11月
日本伝統工芸士会 会長表彰を受ける
平成22年 11月
経済産業大臣より、伝統産業経済産業大臣表彰受賞
平成22年 11月
蚕糸有功賞受賞
平成26年 11月
京都府伝統産業優秀技術者(京の名工)として表彰
平成29年4月
京都友禅蒸水洗工業協同組合の理事長就任

しごき染について

人間国宝、調色師、染師、伝統工芸士の手により「京小紋 SHIGOKI」の生地は出来上がります。まさに職人たちの至宝の技の結晶です。

京小紋「SHIGOKI」は伊勢型紙を使い染めています。

伊勢型紙とは1200年もの歴史を誇る、日本の高度な技術の結晶です。

伊勢型紙は三重県鈴鹿市が発祥。
誕生説は様々で、落ち葉の虫食い跡をなぞって紙を切り抜いたなど、諸説があります。
江戸初期には紀州藩の保護の後押しと
型紙職人たちの精力的な活動により、全国に広まりました。

昭和30年には工芸技術としての「伊勢型紙」が国の重要無形文化財になり、
6名の職人が第一回人間国宝と認定されました。
京小紋「SHIGOKI」の柄「格天井」も人間国宝 故中村勇二郎作のもの。
代表となる作品は天皇陛下に献上された「献上古代菊」です。

伊勢型紙

職人自らが自作し、こだわりぬく彫刻刀。

「伊勢型紙」は道具作りから職人がひとつひとつ彫刻刀を自ら作り上げ、
その道具を用いて文様を楮紙(楮の樹皮繊維を原料とした紙)に押し抜いていきます。
ひとつの柄を作り上げるのに、多い場合数10種類の道具を用います。
技は「錐彫」「道具彫」「突彫」「縞彫」「糸入れ」の5つ。
ひとつの技を習得するまでに20年はかかると言われます。
型紙は40cm四方に約8万個の穴が彫られ、美しい模様が生まれます。
ひとつの穴の大きさは1mm未満という細かさです。

職人が自ら作る彫刻刀

染の工程はまず糊作りから始まります。

伝統工芸士の手により柄の部分だけを40cmづつ防染糊を使い染めていきます。
染技法は染師がコマベラを使い、型の上で糊をのばしていきます。
型紙の大きさによりますが、一反型付けするのには60回から110回ほど作業を繰り返します。

次に、白糊に色粉を混ぜ、熟練した調色師が長年の勘による配合で想い通りの色を作り上げていきます。
季節や湿度によっても色が変わるため、鋭い勘をめぐらせ作業は進められます。
糊は餅米、白ぬか、赤ぬかに防腐剤として塩を混ぜたものを使っています。
この調色された糊が「しごき染」の地色となるものです。

防染糊を使い染める様子。

長年の勘が試される糊の調色。

そして型付けした反物に染料の入った色糊を木べらでしごいて
色を定着する作業に入ります。
これを「しごき染」と呼びます。

最後に色を吹き込む作業です。
小紋柄が染められた生地を専用のしごき板にのばし、色糊(地色用)をたらしながらコマベラで均一にムラなく染めていきます。

「しごき染」にて染め上がった反物に挽粉をまぶし、専用の蒸箱の中100℃の蒸気で30分間蒸し発色させ、その後余分な糊や染料を洗い流し乾燥します。この「しごき染」も京都では(株)広海(伝統工芸士 澁谷 實)一社のみの技術となります。

そして最後に、はき合わせという作業で検品。
湯のした生地に目を通し、染め上がりを均等にするために面相筆や小刷筆で補正します。

一反染めるまでに約1ヶ月ほど、物によっては2ヶ月かかるものもあります。

こうして人間国宝、調色師、染師、伝統工芸士の手により「京小紋SHIGOKI」の生地は出来上がります。
まさに職人たちの至宝の技の結晶です。

反物に染料をたらし、ムラにならないよう、
へらで均一に広げていきます。

2つのへらを使用するのは
澁谷だけの特殊技法です。

細かい挽粉をまんべんなくかけ、
窯で蒸します。